日本の記念金貨一覧。全25種の発行枚数と今の金としての価値
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日本の記念金貨は昭和61年から令和7年までに25種類が発行されています。全種類の金の量と発行枚数を一覧にし、今の金相場で計算した金としての価値と、買う前に確かめることをまとめました。
- 日本の記念金貨は昭和61年から25種類。額面は10万円・5万円・1万円・5千円の4つ
- 値段は金の量でほぼ決まり、今はどの金貨も金としての価値が額面を大きく上回る
- 大量に出た10万円金貨と、数万枚の1万円金貨では、買うときの注意が違う
日本の記念金貨は、昭和61年から25種類
日本の記念金貨は、財務省の記念貨幣一覧(2026年9月11日現在)に25種類が載っています。最初は昭和61年の天皇陛下御在位60年記念10万円金貨、最新は令和7年の2025年日本国際博覧会記念1万円金貨です。すべて純金で、額面は10万円・5万円・1万円・5千円の4つです。
25種類は、発行のされ方で2つに分かれます。
- 10万円金貨と5万円金貨(3種類): 1種類あたり200万枚以上が発行され、金融機関の窓口で額面と同じ金額で引き換えられました。
- 1万円金貨と5千円金貨(22種類): 1種類あたり1万〜20万枚が発行され、額面より高い販売価格で売り出されました。
この違いは、今買うときの注意にも関わります。順に見ていきます。
10万円金貨・5万円金貨の3種類
| 金貨(年銘) | 金の量 | 発行枚数 | 金としての価値 |
|---|---|---|---|
| 天皇陛下御在位60年記念 10万円昭和61年・62年 | 20g | 1,100万枚 | 458,380円 |
| 天皇陛下御即位記念 10万円平成2年 | 30g | 200万枚 | 687,570円 |
| 皇太子殿下御成婚記念 5万円平成5年 | 18g | 200万枚 | 412,542円 |
3種類とも、発行された当時は金としての価値が額面を下回っていました。たとえば御在位60年記念10万円金貨は、金の値段が1gあたり2,000円台だった昭和61年に、20gの金貨として10万円で引き換えられています。
今はこの関係が逆転しています。金の量が一番多い御即位記念10万円金貨(30g)は、金としての価値が687,570円です。額面の10万円は、その7分の1ほどにすぎません。

御在位60年記念10万円金貨は発行枚数が1,100万枚と飛び抜けて多く、今も販売店や買取店で日常的に取引されています。仕様や今の販売価格は御在位60年記念10万円金貨の記事で詳しく説明しています。
注意 御在位60年記念10万円金貨は、1990年に約10万8千枚の偽造品が見つかった金貨です。出所が分からない金貨を相場より安く勧められたら、まず疑ってください。
1万円金貨・5千円金貨の22種類
| 金貨(年銘) | 金の量 | 発行枚数 | 金としての価値 |
|---|---|---|---|
| 長野オリンピック冬季競技大会(3種)平成9年・10年 | 15.6g | 各5.5万枚 | 357,536円 |
| 天皇陛下御在位10年平成11年 | 20g | 20万枚 | 458,380円 |
| 2002FIFAワールドカップ平成14年 | 15.6g | 10万枚 | 357,536円 |
| 2005年日本国際博覧会平成16年 | 15.6g | 7万枚 | 357,536円 |
| 天皇陛下御在位20年平成21年 | 20g | 10万枚 | 458,380円 |
| 東日本大震災復興事業(4種)平成27年 | 15.6g | 計4.5万枚 | 357,536円 |
| 東京2020オリンピック・パラリンピック(3種)平成30年〜令和2年 | 15.6g | 各4万枚 | 357,536円 |
| 天皇陛下御在位30年平成31年 | 20g | 5万枚 | 458,380円 |
| ラグビーワールドカップ2019日本大会平成31年 | 15.6g | 1万枚 | 357,536円 |
| 天皇陛下御即位令和元年 | 20g | 5万枚 | 458,380円 |
| 郵便制度150周年令和3年 | 15.6g | 2万枚 | 357,536円 |
| 近代通貨制度150周年 1万円令和3年 | 15.6g | 2万枚 | 357,536円 |
| 近代通貨制度150周年 5千円令和3年 | 7.8g | 2万枚 | 178,768円 |
| 沖縄復帰50周年令和4年 | 15.6g | 2万枚 | 357,536円 |
| 2025年日本国際博覧会令和7年 | 15.6g | 3万枚 | 357,536円 |
表の金貨は、近代通貨制度150周年の5千円金貨を除いてすべて額面1万円です。1万円金貨は額面より高い販売価格で売り出されました。販売価格は、平成9年の長野オリンピック(第1次)が38,000円、令和7年の2025年日本国際博覧会が268,000円でした。
今の金相場で計算すると、どの金貨も金としての価値が発売時の販売価格を上回っています。15.6gの1万円金貨なら、金としての価値は357,536円です。
一方で、1種類あたりの発行枚数は1万〜20万枚と、10万円金貨よりずっと少なくなります。店頭に並ぶ数も限られるので、欲しい金貨が見つかったときは、ケースや付属の書類がそろっているかを確かめてから買ってください。
記念金貨の値段は、金の量でほぼ決まる

記念金貨の店頭での値段は、収集品としての評価よりも、金の量と金相場でほぼ決まります。販売店の販売価格は、金としての価値に、鑑定やケース、販売の手間の分を上乗せした金額です。
額面の扱いは、金貨によって違います。10万円金貨と5万円金貨なら、額面は今の金としての価値の1〜2割です。金相場がそこまで下がらない限り、額面が意味をもつことはありません。1万円金貨では、額面は金としての価値の2〜3%しかなく、値段を考えるうえではほぼ無視できます。
ポイント どの記念金貨も、値段の土台は「金の量×金相場」です。額面より金の量を見て選びます。
記念金貨を買う前に確かめること
記念金貨を買うときは、次の3点を確かめてください。
金の量×その日の金の買取価格で、金としての価値を計算しておきます。
販売価格が金としての価値より何%高いかを見ます。売るときの価格も一緒に聞きます。
鑑定の記録やケース、付属の書類がそろっているかを確かめます。
買う前に金としての価値を自分で計算しておけば、販売価格が高すぎるかどうかを判断できます。上乗せの考え方と、売るときに差し引かれる金額の見方は、御在位60年記念10万円金貨の記事で実際の数字を使って説明しています。
こちら金貨販売本舗(株式会社kochira・広告主)は、御在位60年記念10万円金貨を1枚ずつ鑑定し、シリアル番号と証書を付けた「認定金貨」として販売しています。販売価格と買取価格は同社の販売ページで確認できます。

| 項目 | 価格(税込) |
|---|---|
| 認定金貨 販売価格(1枚) | 507,480円 |
| 金 店頭小売価格(1g・田中貴金属) | 23,276円 |
| 金 店頭買取価格(1g・田中貴金属) | 22,919円 |
2026年10月15日(木) 09:30公表。土日・祝日は、直前の営業日に公表された価格を載せています。出典: 田中貴金属、こちら金貨販売本舗(株式会社kochira)
よくある質問
- 日本の記念金貨は何種類ありますか?
- 財務省の記念貨幣一覧(2026年9月11日現在)では25種類です。最初は昭和61年の天皇陛下御在位60年記念10万円金貨、最新は令和7年の2025年日本国際博覧会記念1万円金貨です。
- 金としての価値が一番高い記念金貨はどれですか?
- 金の量が30gある天皇陛下御即位記念10万円金貨(平成2年)です。ほかの10万円金貨は20g、1万円金貨は15.6gか20gです。
- 記念金貨は今どこで買えますか?
- 発行時の引き換えや販売はすでに終わっているので、今は金貨の販売店や買取店の店頭で、一度市場に出た金貨を買うことになります。買う前に、販売価格と金としての価値の差を確かめてください。
- 記念金貨は全25種類。10万円・5万円の3種類と、1万円・5千円の22種類に分かれる
- 値段は金の量×金相場が土台。買う前に金としての価値を自分で計算しておく
- 上乗せの大きさ、偽造品の有無、付属品の3点を確かめてから買う


