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記念金貨カタログ

御即位記念10万円金貨とは。御在位60年金貨との違いと今の価値

執筆 金貨ラボ編集部2026年10月8日 公開
#10万円金貨#御即位記念#記念金貨

天皇陛下御即位記念10万円金貨は、平成2年に発行された純金30gの記念金貨です。仕様と発行枚数、御在位60年記念10万円金貨との違い、名前の似た令和の1万円金貨との見分け方、今の金としての価値をまとめました。

この記事でわかること
  1. 平成2年発行の純金30g。発行枚数は200万枚で、10万円金貨の中で金の量が一番多い
  2. 御在位60年金貨との違いは、金の量(30gと20g)と発行枚数(200万枚と1,100万枚)
  3. 令和元年の「天皇陛下御即位記念1万円金貨」は別の金貨。額面と金の量で見分ける

御即位記念10万円金貨は、純金30gの記念貨幣

天皇陛下御即位記念10万円金貨は、平成2年11月12日の即位礼正殿の儀を記念して発行された金貨です。天皇陛下は、今の上皇陛下です。金融機関での引き換えは平成3年4月10日に始まり、1枚10万円で交換されました。

額面
100,000円
素材
純金
量目
30.0g
直径
33.0mm
図柄
表: 鳳凰と瑞雲
裏: 菊の御紋と桐と唐草
年銘
平成2年(1990年)
発行枚数
200万枚
出所: 財務省 記念貨幣一覧(2026年9月11日現在)

日本の10万円金貨は、この金貨と昭和61年の御在位60年記念10万円金貨の2種類しかありません。そのなかで金の量が一番多いのが、この御即位記念10万円金貨です。

御在位60年金貨との違いは、金の量と発行枚数

同じ額面10万円の金貨でも、御在位60年記念10万円金貨とは中身がかなり違います。

御即位記念御在位60年記念
年銘平成2年昭和61年・62年
金の量30g20g
直径33.0mm30.0mm
発行枚数200万枚1,100万枚
金としての価値687,570円458,380円

出所: 財務省 記念貨幣一覧。金としての価値は、金の量×田中貴金属の店頭買取価格(22,919円/g)で計算。

一番大きな違いは金の量です。御即位記念10万円金貨は30gで、御在位60年記念10万円金貨より1.5倍多い金を含んでいます。値段はほぼ金の量で決まるので、金としての価値も1.5倍になります。

発行枚数は200万枚で、御在位60年記念10万円金貨の1,100万枚の5分の1ほどです。店頭で見かける数は、御在位60年記念10万円金貨より少なくなります。御在位60年記念10万円金貨の仕様と価格はこちらの記事で説明しています。

注意 令和元年にも「天皇陛下御即位記念」の金貨が発行されています。こちらは額面1万円・純金20gの別の金貨です。名前が似ているので、買うときは額面と金の量を必ず確かめてください。

今の金としての価値は、額面の約7倍

電卓

この金貨の値段は、収集品としての評価よりも、30gの金の値段でほぼ決まります。田中貴金属の店頭買取価格で計算すると、金としての価値は687,570円です。

額面10万円と、金としての価値(30g)
額面
100,000円
今の金としての価値田中貴金属 買取 22,919円/g
687,570円
出所: 田中貴金属 本日の金価格。

発行された当時は、金としての価値が額面の10万円を下回っていました。今は関係が逆転し、金としての価値が額面の約7倍あります。額面の10万円は、金相場が今の7分の1ほどに下がったときに初めて意味をもつ数字です。

販売店や買取店では、この金としての価値に上乗せした価格で売られています。上乗せの大きさは店によって違うので、買う前に自分で金としての価値を計算しておくと、販売価格が高すぎないかを判断できます。

買う前に確かめること

御即位記念10万円金貨を買うときは、次の3点を確かめてください。

  • 金としての価値との差: 販売価格が金としての価値より何%高いかを見ます。売るときの買取価格も一緒に聞いておきます。
  • 額面と金の量: 令和元年の1万円金貨と取り違えないよう、額面10万円・30gであることを確かめます。
  • 出所と付属品: 誰がどう保管していたか、ケースや付属の書類がそろっているかを確かめます。

ポイント 30gの金貨は1枚の金額が大きくなります。買う前に、売るときの買取価格まで聞いておくと、目減りを含めた損得を判断できます。

ほかの記念金貨の金の量と発行枚数は日本の記念金貨一覧に、金地金や純金積立との比べ方は金の買い方の比較にまとめています。

最新の金貨相場御在位60年記念10万円金貨 1枚の買取価格
461,340円前日比 -0.8%
項目価格(税込)
認定金貨 販売価格(1枚)507,480円
金 店頭小売価格(1g・田中貴金属)23,276円
金 店頭買取価格(1g・田中貴金属)22,919円

2026年10月15日(木) 09:30公表。土日・祝日は、直前の営業日に公表された価格を載せています。出典: 田中貴金属、こちら金貨販売本舗(株式会社kochira)

よくある質問

御即位記念10万円金貨と御在位60年記念10万円金貨は、どちらの価値が高いですか?
金の量が多い御即位記念10万円金貨です。金は30gで、御在位60年記念10万円金貨の20gより1.5倍多く含まれています。値段はほぼ金の量で決まるので、金としての価値も1.5倍になります。
令和の御即位記念金貨とは違うものですか?
違う金貨です。平成2年のものは額面10万円・純金30g、令和元年のものは額面1万円・純金20gです。表面に刻まれた額面を見れば区別できます。
10万円として使えますか?
法律上は額面の10万円として使えます。ただ、金としての価値が額面の約7倍あるので、額面で使う意味はありません。
まとめ
  1. 御即位記念10万円金貨は純金30g。今の金としての価値は額面の約7倍
  2. 同じ10万円金貨でも、御在位60年金貨より金が1.5倍多い
  3. 買う前に金としての価値を計算し、販売価格との差と付属品を確かめる
この記事の執筆金貨ラボ編集部株式会社onelifeJOB。記念金貨と金の買い方について、公表資料と販売店への取材をもとに記事を作成しています。(TODO: 担当者の実名・顔写真・経歴に差し替える)記念金貨カタログの記事を担当。発行枚数・仕様は公表資料、価格と購入の実務は販売店の公表値と取材で確認しています。
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