金貨の偽物の見分け方と、家での保管方法
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記念金貨には、1990年に約10万8千枚の偽造品が見つかった例があります。偽物をつかまないために確かめる点と、偽物かもしれないときの相談先、買った金貨を家で保管するときの注意をまとめました。
- 御在位60年記念10万円金貨は、1990年に約10万8千枚の偽造品が見つかった
- 見た目だけで見分けるのは難しい。重さ・直径と、出所の記録で確かめる
- 保管はケースのまま。高額なら火災保険の申告や貸金庫も考える
記念金貨には、大量の偽造品が見つかった例がある
1990年1月、御在位60年記念10万円金貨の偽造品が見つかりました。貨幣商が海外から仕入れて銀行に預けた金貨を調べたところ、偽物だと分かったのがきっかけです。その後に確認された偽造品は約10万8千枚にのぼり、犯人は特定されないまま捜査が終わっています。
偽造品は本物と同じように金で作られ、重さも本物と変わらなかったとされています。当時は額面の10万円が金としての価値を大きく上回っていたため、金で偽物を作っても額面との差で利益が出たと考えられています。
記念貨幣の偽造は、今も続いています。財務省は2025年12月、御在位60年記念の1万円銀貨の偽造品300枚が見つかったと発表しました。光沢が少なく白っぽい、表面がざらつく、直径がやや小さい、といった特徴があったとしています。
見た目だけで見分けるのは難しい

家で確かめられるのは、重さと直径です。記念金貨の仕様は財務省が公表しており、ここから外れていれば本物ではありません。
| 記念金貨 | 重さ | 直径 |
|---|---|---|
| 御在位60年記念 10万円 | 20.0g | 30.0mm |
| 御即位記念 10万円 | 30.0g | 33.0mm |
| 皇太子殿下御成婚記念 5万円 | 18.0g | 27.0mm |
出所: 財務省 記念貨幣一覧(2026年9月11日現在)。
ただし、1990年の偽造品のように重さまで本物と同じ偽物もあります。重さと直径が合っていても本物とは言い切れず、確実に見分けるには専門の鑑定が必要です。
そのため、買う側にできる一番の対策は、偽物をつかまない買い方をすることです。
どこから仕入れ、誰が鑑定したかを説明できる店を選びます。
金としての価値より安い金貨は、理由を確かめるまで買いません。
鑑定書や証書、購入時の明細を、金貨と一緒に保管します。
例として、こちら金貨販売本舗(株式会社kochira・広告主)の認定金貨は、販売店が1枚ずつ鑑定したうえでシリアル番号と証書を付け、パッケージに封入して販売しています。番号は同社の番号検索で照会できます。
偽物かもしれないと思ったら
手元の金貨が偽物かもしれないと思ったら、使ったり売ったりせず、まず相談してください。財務省は、真偽が疑わしい貨幣を見つけたら、近くの警察か日本銀行に知らせるよう案内しています。
買った店がはっきりしている場合は、その店にも購入時の明細を持って相談します。売るときの査定で偽物と分かると、買い取ってもらえないだけでなく、取引の経緯を聞かれることもあります。
家で保管するときの注意
金は錆びたり変色したりしにくいので、ケースに入れたままなら、家に置いても傷みの心配はほとんどありません。気をつけたいのは、次の3つです。
- ケースと書類は捨てない: 販売店が独自に保証している金貨は、パッケージを開けたり証書をなくしたりすると、保証や買取の条件が変わることがあります。
- 盗難と火災に備える: 金額が大きいときは、耐火金庫や銀行の貸金庫を考えます。
- 保険の条件を確かめる: 家財の火災保険では、1個あたりの金額が大きい貴金属は、申し込みのときに申告しないと補償されない契約が多くあります。
ポイント 保管で大事なのは、金貨そのものより、ケースや証書、購入時の明細を一緒に残しておくことです。売るときや偽物の疑いが出たときに、出所を示す手がかりになります。
注意 保険の補償の条件は、契約によって違います。金貨を家に置く前に、ご自身の保険の内容を保険会社に確かめてください。

| 項目 | 価格(税込) |
|---|---|
| 認定金貨 販売価格(1枚) | 507,480円 |
| 金 店頭小売価格(1g・田中貴金属) | 23,276円 |
| 金 店頭買取価格(1g・田中貴金属) | 22,919円 |
2026年10月15日(木) 09:30公表。土日・祝日は、直前の営業日に公表された価格を載せています。出典: 田中貴金属、こちら金貨販売本舗(株式会社kochira)
よくある質問
- 自分で偽物かどうか確かめられますか?
- 重さと直径は確かめられます。御在位60年記念10万円金貨なら20.0g・30.0mmです。ただし1990年の偽造品は本物と同じ金を使い、重さも同じだったとされるので、それだけでは見分けられません。
- 偽物かもしれないと思ったら、どこに相談すればいいですか?
- 財務省は、真偽が疑わしい貨幣を見つけたら近くの警察か日本銀行に知らせるよう案内しています。
- 金貨は家に置いておいても大丈夫ですか?
- 金は錆びたり変色したりしにくいので、ケースに入れたままなら傷みの心配はほとんどありません。気をつけるのは盗難と火災です。金額が大きいときは、保険の条件や貸金庫も確かめてください。
- 偽物は見た目では見分けにくい。出所が分かる店で買うのがいちばん確実
- 相場より安い金貨や、出所を説明できない売り手には近づかない
- 保管はケースと付属の書類ごと。家財の保険の条件も確かめておく


